2014年11月15日土曜日

42、酢豚

お店メニュー名「42、甘酸っぱく炒める豚肉、75000ドン」

甘酸っぱく炒める豚肉といえば、みなさまおなじみの、酢豚です。てか、それ以外にありえません。

実はこの料理、2年ほど前に食べたことがあるのですが、そのときは、肉がパサパサ、すっぱいにも程がある、などの理由で、相当まずかったです。

よって、今回注文するのも、非常に悩んだのですが、「いいから、早く注文しろ」っていう皆さんの、声が聞こえたり聞こえなかったりでしたので、勇気を出して、注文してみました。

と言うことで、お写真はこちら。




見た目は、特にインパクトもなく、普通の酢豚って感じ。むしろ、うまそうです。

写真からは分かりにくいのですが、あんかけが、ちょっと赤っぽいです。色の成分は、よく分かりませんが、唐辛子じゃないことだけは確かなので、ご安心を。





で、肝心のお味のほうなのですが、





















うまくなってました。ちょっと舐めてました。ほんと、ごめんなさい。

日本の酢豚より、全体的にクオリティは低くなりますが、あんかけの味、豚肉のから揚げのさくさく感など、いろんな面で、日本人好みに仕上がってて、いい感じです。

ただ、少し甘すぎるかなぁーと思うので、ご飯に合うかというと、その辺は人それぞれじゃないかと思います。


ちなみに、にんじんがちょっと固いです。




カリコリとにんじんを食べてると、ウサギの気持ちがよく分かります。




ハノイ太郎



2014年11月2日日曜日

38、厚揚げの炒め物

お店メニュー名「38、ピンク色のソースを注がれる豆腐、50000ドン」

東北餃子王は、基本的にお豆腐がおいしいです。麻婆豆腐なども、高級中華料理屋を押さえて、ハノイ麻婆豆腐協会の認定を受けちゃうほど、おいしいといわれています。(ハノイ麻婆豆腐協会については、内緒です。)

さて、お豆腐の調理方法には厚揚げというお料理があります。

お店のメニューだと、ピンク色のソースを注がれる豆腐という、エキセントリックな名称になっていますが、要は厚揚げの炒め物です。いや、いためてるのかどうかは定かではありませんが、とりあえず、そんな感じです。





厚揚げの料理って、表面はおいしくても、中身はしょせん豆腐だよなーと思うことがありますが、このお料理は、ひとくちサイズの厚揚げって感じで、非常にうまい仕上がり具合になっています。

味付けも、とってもご飯に合うかんじ。厚揚げでご飯に合うって、なかなかありません。体にもいいとおもいますので、ビタミン不足を感じたら、是非。





ハノイ太郎


2014年10月10日金曜日

58、たまごとトマトのスープ

お店メニュー名「58、トマトと卵のスープ、40000ドン」

東北餃子王と言えば、餃子。

餃子といえば、ジューシー。

ジューシーと言えば、アツアツのスープ。

アツアツのスープと言えば、中華スープ。

と言うことで、東北餃子王と言えば、スープなわけですが、今回は、トマトと卵のスープです。

まぁ、見たまんまです。





さて、写真を見るだけで、大体の感じはつかめたかと思いますが、肝心のお味はといいますと、んー。薄いです。

なんといいましょうか、素材の味で戦いすぎです

日本で食べるスープだと思って食べると、薄さに多少びっくりします。

いや、まずいわけではありません。薄いだけです。

素材の味を過信しすぎているのか、日本人(ていうか、私)の舌が麻痺しているのか、はたまた、ベトナム人たちの舌が敏感すぎるのか、さっぱりわかりませんが、なんせ薄いです。

とくに、料理を食べた後に食べると、薄さはさらに倍増です。


でも、それなりにうまいのと、なんせ40000ドンという安さで、4人前くらいあるので、一度ご賞味ください。



ハノイ太郎



2014年10月9日木曜日

番外編3、お勧め料理ランキング

やろうやろうと思ってたのですが、全然忘れていました。

忘れていましたが、さっき思い出しましたので、とりあえず、東北餃子王お料理ランキングを発表いたします。

まだまだ食べたことのないメニューもありますので、今回は、暫定ってことにしておきます。

しかも、おもいっきり私の主観が入りますので、まぁ、参考程度にどうぞ。



第3位

8、海老・豚のから揚げ 甘辛炒め

これは、とりあえず暫定3位です。
正直、2回くらいしか食べたことがありませんが、日本人のくちにとてもよくあいます。また、チンタオビールにもよくあいます。(私はもっぱらコーラですが)

ひとくちサイズに切った海老や豚が、とてもおいしく、酢豚的なイメージで、味が甘辛炒めって感じです。




第2位


もうね、ナスって畑の王様ですよ、ほんと。それがよくわかるひとしなが、この料理。なすのおいしさを、120%引き出してる感じで、その味付けも、日本じゃ味わえない、かといってベトナム料理でもない、なんともかんともすばらしい料理です。また、ナスがこれだけふんだんに使用されているのも、さすがはベトナムと言う感じです。文句なしの第2位(暫定)です。





さて、(暫定)第1位の発表の前に、番外編。


番外編



やっぱり、東北「餃子」王を名乗るだけあって、餃子は一応うまくないはずはない、と思います。うん。うまいです。さすがは、餃子王。なかなかうまいです。コスパは、ハンパないです。

その餃子の中でも、個人的に具材で気に入ってるのが、豚・たまねぎ餃子です。しかも、揚げバージョン。

ジューシーで、けっこうやみつきになりますよ。




ただ、ほかにもっとおいしい餃子のお店があることは、今のところ内緒です。


ということで、ついに最後の発表。


第1位



もうほんと、これ以外考えられないです。

この料理、最初ひとくちで「うまーい」
ふたくちめで、「うん、ご飯がひつよう。」
さんくちめで、「やばいかもしんない」と言う具合に、食べれば食べるほど、病み付きになっちゃいます。

ほんと、かなりの味付け、インパクトです。にほんじゃ、この味付けはありません。さすが、東北の味。

ベトナム人・日本人、誰が食べても評価は高いです。

一度ご賞味ください。






ハノイ太郎



50、海老/卵/ニラ餃子(揚げ餃子バージョン)

お店メニュー名「50、海老と卵と韮のワンタン、30000ドン」

ワンタン。。。んー、ワンタンと言えば、皮。皮と言えば、餃子。

と言うことで、要は餃子です。東北餃子王なのに、餃子の単語が出てこないところが、なかなかおちゃめじゃないでしょうか。

海老と卵、韮の餃子。組み合わせがとてもおいしそーじゃありませんか。

前回は、水餃子タイプを注文してみましたので、今回は、揚げ餃子タイプにしてみました。
水餃子タイプはこちら

ちなみに、気のせいでしょうか。餃子のタレが少しおいしくなった気がします。気のせいかもしれません。




で、お味のほうなのですが、んー。すばらしい。餃子王は、正直まだ言いすぎだとは思いますが、餃子王子くらいならまぁ、なんとか。

お口に入れた瞬間に広がる、餃子の中のスープ(というか、何らかのお湯)が、とてもジューシーです。アツアツですし、なかなかのもんではないでしょうか。

私は、個人的に揚げ餃子のほうが好きです。

なお、揚げ餃子。言わなきゃ出てこないので、ちゃんと「揚げてくれ」といいましょう。

「dang (ザン)」と言えばOK。あるいは、餃子を指差しながら、「ザン」と言えば、さらにOKです。




ハノイ太郎



2014年9月15日月曜日

12、鶏の中華味噌いため

お店メニュー名「12、四川スタイルでピーマンと炒める鶏、70000ドン」

さて、今回も、メニューのタイトルに色々突っ込みどころがあるのですが、とりあえず突っ込んでおくと、ピーマンと炒めてはいません。

東北餃子王の場合、ピーマンと炒める=緑の唐辛子と炒める と考えることが可能です。まぁ、色的にも形的にも、気持ちはわかります。

ですが、この料理の場合、緑の唐辛子ではなく、赤い小さな乾燥した唐辛子です。もはや、なにがピーマンなのかもわかりません。



あと、唐辛子が入ってる=四川風 ということなのでしょうか。何が四川風なのかもよくわかりません。




で、肝心の味なのですが、中華味噌でいためた鶏肉なので、なかなかおいしいです。ただ、鶏がササミ系のお肉なので、正直惜しいです。

これが、豚肉の薄切りであれば、かなり高得点ではないでしょうか。ご飯のお供に、絶対あう一品です。



具材には、ナッツも使われています。これがまたウマイです。



次回は、豚肉で作ってもらえるように、お願いしてみたいと思います。




ハノイ太郎


2014年9月9日火曜日

番外編2、東北餃子王の意味について

今日は暇なので、番外編として、コラムを書いて見ます。


相変わらず、日本人にも大人気なローカル中華料理屋である、東北餃子王。

何が東北で、なにが餃子王なのか、皆様疑問に思ったことありませんか。

いろいろな噂が聞こえてくる中、知ってる人には、当たり前の知識ですが、知らない人にとっては、雑学になる、そんな東北餃子王の名前の由来などを書いてみます。


まず、東北餃子王の「東北」についてですが、日本人はすぐに日本の東北あたり(青森・秋田など)を連想するようですが、実は全然違います。そういうんじゃありません。


東北というのは、いわゆる中国の東北ということで、大連やらその辺を指すみたいです。

また、東北餃子王の料理って、単純な中華料理ってわけでもなく、また、ベトナム料理ってわけでもありません。意外と、初めて食べた味、という感想を、多く耳にします。

じつはここの料理、上記のとおり、中国の東北地方、大連あたりの料理でして、広東料理や広州料理、四川料理などのように、東北地方料理ってのがあるみたいです。

さらに、この地域の料理って、日本ではほとんど目にすることができず、ハノイで食べられること自体が、とても珍しいみたいです。


こういう由来で、名前が「東北」と言われているわけです。


で、「餃子王」についてですが、こっちはよくわかりません。

餃子王=餃子の王様という意味です。じゃー、とても旨いんじゃない?と期待しそうなもんですが、よく考えてください。

王様=優秀 という意味ではありません。

むしろ、私のイメージですが、優秀な王様などほとんどいません。つまり、旨いよ!ってうたってるわけではなく、ただ、偉そうにしたいという、ベトナムらしい考えから、餃子王になったと考えられています。(俺に)


ということで、東北餃子王は、東北地方の料理、一番旨い餃子をうたってるわけじゃーない、ということです。

さー、皆さんも東北餃子王、是非。



ハノイ 太郎


37、チンジャオロース風、5種盛り合わせ

お店メニュー名「37、5種類の味で炒める豚肉、80000ドン」

またまた出ました。東北餃子王名物、Google 翻訳。

「5種類の味で炒める」という、これまた想像しにくいタイトルです。

普通に書きゃいいものを、わざわざわけのわからない表現をするところが、さすが餃子王です。

ということで、注文してみることにしました。




はい、やっぱり意味がわかりません。

甘い・辛い・すっぱい・苦い・塩辛い(しょっぱい)、全部入って5種類の味、ということでしょうか。はたまた、5種類の具材が使われている、ということなのでしょうか。

よくわかりませんが、とりあえず見た目や食べてる感覚は、いわゆるチンジャオロース。お肉やピーマンなどを細切りにしていためた、アレです。

ただ、味は見た目のイメージとは異なり、酸味が強く、正直、惜しいです。もっと普通に作れば、おいしいのに、いらない個性を持たせようとして、失敗に終わってる感じです。

まさか、中国人やベトナム人にとっては、この味が旨い!のでしょうか。



ハノイ太郎


2014年9月7日日曜日

8、海老・豚のから揚げ 甘辛炒め

お店メニュー名「8、ピーマンと炒める海老フライ・肉フライ、80000ドン」

まず、お店のメニューには、ピーマンと炒める的なことが書いてありますが、どうやら、ピーマンは入っておらず、代わりに唐辛子が入っています。

ベトナムでは、唐辛子をピーマンと訳す。。。からなのでしょうか。

それはさておき、このお料理、私の中で東北餃子王料理ランキングベスト5にランクインしました。

ベトナムの場合、見た目から想像した味を、かなりの確立で裏切ってくれることが多いのですが、このお料理は、見た目から想像できる味どおりでした。





全体の味付けとしては、酢豚の酢がなくなったような感じ。日本人のくちにあう味付けじゃないかなとおもいます。

から揚げは、豚と海老。どちらもひとくちサイズです。衣が多すぎるなどの諸問題もなく、なかなかいい感じに揚がっています。

ちなみに、海老はブラックタイガー海老などの高級品ではなく、カップヌードルに入っている、小型の海老が使われていると思われます。ただ、ひとくちサイズで、とても食べやすく、おいしいです。




ただ、全体的に少しピリ辛な味付けなので、口の中の傷が痛くってしょうがない人や、宗教的に辛いものが無理な方は、ご注意ください。

これ一皿と、ご飯があれば、それで十分なお料理です。



ハノイ太郎




2014年8月15日金曜日

40、レバーの鉄板焼き

お店メニュー名「40、熱い鉄板に載せた腎臓、80000ドン」

まず、お店のメニューの漢字が間違っています(載せたの部分)。決して私のうち間違えではありません。

さて、肝心のメニューのほうなのですが、最初はアツアツの鉄板に、フタがされた状態で運ばれてきます。この時点では、ものすごく期待をさせる演出なので、なかなか楽しみです。

なお、写真からは、音がしませんが、とにかくジュウジュウとすばらしいサウンドです。




で、フタをあけると、こんな感じ。




マーなんとすばらしい。見た目がとてもおいしそうです。私も、隣の知らない人たちが注文しているのを見て、これを注文しようと決めたくらい、おいしそうです。

で、お味のほうなのですが。

結論から言います。また、私ごとになりますが、私はレバー(肝臓)が嫌いなので、全然好きではありません。

といいますか、食べた感じはレバー。お店メニューには、腎臓と書いています。私には腎臓なのか肝臓なのか、区別をつけるす術がないため、どっちが正しいのかはわかりませんが、どちらにせよレバーみたいな味です。

ちなみに、味付けのほうなのですが、普通のBIT TET(ローカル牛焼肉)のような味付けです。

ここで大変なことを思い出しました。

これって、中華料理なのか??????




ハノイ太郎



59、豆腐と海苔スープ

お店メニュー名「59、豆腐と海藻のスープ、40000ドン」

私の場合、料理の〆には、基本スープが欠かせません。

日本食なら味噌スープ、洋食でもポタージュスープと、いろいろありますが、中華なら、やはり中華スープでしょう。

ということで、東北餃子王のスープシリーズ、今回は、豆腐と海苔のスープを注文してみました。

お店のメニューには、豆腐と「海藻」と書いていますが、要は海苔です。普通の海苔がふんだんに入っているタイプのスープです。





さすが、海苔などの安いものを使わせたら、ベトナムはとことんやってくれます。とにかく、ひとくち飲んだだけで、海苔の風味がガツーンです。海苔の風味といいますか、もはや海の風味です。

正直、お豆腐いらなくない?とも思ってしまう、海苔風味。素材の味が出てるというのは、まさにこのことを言っているのだと思いました。

てか、スープ自体は案外薄味なので、こってりをお好みの方は、少々物足りないかもしれません。

あと、どんぶりで来るので、これ1杯で4~5人分くらいあると思います。でも、海苔を独り占めしたい方は、一人で1杯注文してもいいかもしれません。



ハノイ太郎






2014年8月8日金曜日

28、ジャガイモと鶏の煮物

お店メニュー名「28、ジャガイモと煮込まれた鶏、120000ドン」

東北餃子王と言えば、うまい、安い、ということで有名なのですが、このメニューは、やたらと高い価格設定となっています。妙に強気です。

東北餃子王で、第2位の高額メニューが、この商品。内容としては、イモと鶏なわけですが、果たしてそれだけの価値があるのか否か。

きっとすばらしい料理であるに違いありません。これは楽しみです。

ということで、料理が運ばれてきました。






















むむ・・・・。これっすか・・。

東北餃子王の料理って、普通、白いお皿か、鉄板なのですが、この料理については、特殊なお皿が使用されています。

ただ、料理については、なんともかんとも、イモと鶏とパクチーのみです。どうした!東北餃子王と叫びたくなります。




肝心のお味のほうなのですが、イモはやわらかく、鶏もやわらかく、全体的にやわらかいの一言です。確かに、うまいです。味付けもそれなりにうまいですが、これってベトナム料理じゃない?という疑問はぬぐいきれません。

日本食料理屋に行って、高級なベトナム料理を食べる、そんなやるせない気持ちでいっぱいです。

きっと、お皿が高いんだということにしておきましょう。やわらかい地鶏を食べたい人は、是非。



ハノイ太郎



2014年8月4日月曜日

47、大学イモ

お店メニュー名「47、蜂蜜を塗る山芋、60000ドン」

なにやら、めんどくさい表現をしていますが、要は大学イモです。昔、大学の近所のおっさんが作ってたことから、大学イモと呼ばれるようになったとか、ならないとか。

東北餃子王の大学イモは、なかなかおいしいです。ただ、アツアツのうちに取り分けてしまわないと、アメ成分がガッチガチになって全部固まってしまうので、早めに取り分けたほうがいいです。

とりわけてる最中に、アメが糸を引き、その糸が固まっちゃうって感じです。





で、メニューには蜂蜜の表記がありましたが、「蜂蜜」を塗ってるのかというと、よくわかりません。とりあえず「べっこうあめ(砂糖と水を煮込むだけで作れる、戦前スイーツ)」の味がします。若干マイルドな味なので、もしかしたら蜂蜜も加えてるのかもしれません。

また、同じく、メニューに山芋の表記がありましたが、山芋かといわれると山芋な気がしますが、おおかた、山で取れたサツマイモじゃないかと思います。

お子さん連れの方や、最近オナラが出にくい方などは、是非ご賞味ください。



ハノイ太郎


51、豚と白菜餃子(水餃子バージョン)

お店メニュー名「51、豚肉と白菜のワンタン、25000ドン」

お店のメニューでは、ワンタンという名称なのですが、とりあえず餃子です。

ただ、ぶっちゃけワンタンって表現のほうが正しいんじゃない?って感じるビジュアルではあります。ですが、餃子王を名乗ってるので、ワンタンではなく餃子ってことにしておきます。

お値段は破格の25000ドン。で、このボリュームです。さすが、ぎょうざキングです。




で、肝心のお味のほうなのですが、タレをつけずにこの餃子だけで食べても、そこそこおいしいです。食べると中からジューシーな肉汁などが染み出てくるため、なかなかおいしいです。

ただ、中の具材がそんなに多くないため、ボリューム感やガッツリ感などはイマイチな気がします。中国だと、この餃子をメインに、おかずを食べるのでしょうが、個人的にはおかずに過ぎません。

あと、付属のタレがベトナムの味って感じがするので、好きな人は好きかも知れませんが、私はあまり好きではありません。タレをつけるくらいなら、そのまま食べたほうが旨い!という気がしてやみません。

なお、気分しだいで揚げてくれたりもしますので、希望者は事前に揚げてくれるようにお願いすれば、揚げ餃子バージョンを食べることが可能です。



ハノイ太郎

32、アツアツ鉄板焼肉

お店メニュー名「32、熱い鉄板に載せた牛肉、80000ドン」

まず、最初に突っ込んで起きますが、お店のメニューには、鉄板に「載せた」牛肉って書いてあります。漢字が間違っていますが、私ではなく、お店のスタッフの誤作動によるものです。

鉄板焼肉といえば、私の経験則で言えば、絶対にマズイわけがない、てか、普通に作ればまずくならないはず!といっても過言ではありません。とても期待できます。

ということで、お料理です。




フタを取ってから撮影しましたが、最初はフタがしてあり、中でジュウジュウと音がしています。中からは、アツアツの牛焼肉(プラスピーマン・たまねぎ)が出現。

ひとくち食べてみると、なんと言うことでしょう。お口に広がお肉の風味、しっかりと火が通ったお野菜のうまみ、そして、すべてをベトナム風に変えてしまう味付け。

そうです。この料理、日本風でもなければ、中華風でもありません。完全にベトナム料理です。

ベトナム料理に、「Bit Tet」という鉄板焼肉があるのですが、そんな感じによく似ています。てか、むしろ Bit Tet の劣化版という感じがします。

ベトナム料理に慣れていると、味付けは、まぁおいしいのですが、やはり日本で食べる鉄板焼肉とは全然異なりますし、そもそも中華料理ではないので、わざわざ東北餃子王で食べる意味もないんじゃないかなーと思います。正直、適当なお店で「Bit Tet」を食べたほうが、全然いいと思います。




ただ、とりあえず鉄板に乗ってりゃ、なんでもおいしく見えますので、ビジュアル的にはありです。



ハノイ太郎


60、カルビと冬瓜(たぶん)のスープ

お店メニュー名「60、グリーンパンプキンと肋骨のスープ、60000ドン」

東北餃子王のスープは、通常40000ドンなのですが、このスープのみ、60000ドンもします。

何を隠そう、このスープは、いわゆるカルビ(肋骨)スープでして、その分お値段が張るのかもしれません。

通常、カルビスープといえば、こってり、ピリ辛なイメージがありますが、ここのスープは、とてつもなくシンプル。白湯かよ!って突っ込みたくなるビジュアル。白湯に、りんごの切れ端が浮いてるような感じです。

なお、メニューには「グリーンパンプキンと肋骨のスープ」と表記されています。東北餃子王お得意の、goolge 翻訳なのかと思いきや、実はグリーンパンプキンって、我々のイメージするかぼちゃのことではなく、普通は瓜のことをさすみたいです。緑の瓜で、グリーンパンプキン。間違ってはいないみたいですが、パンプキンプリンを、瓜プリンといってるのと同じで、しっくりきません。




ちなみに、浮いてるのは、りんごではなく「瓜(うり)」です。冬瓜だと思います。(たぶん)また、底に大分沈んでるので、量はかなりあります。その他、カルビも沈んでます。




肝心のお味のほうなのですが、結論から言いますと、旨いですが、薄いです。

素材の味を生かしたスープ、を目指してるのかも知れませんが、素材の味を感じる以前に、薄いです。ほかの料理の味濃度とのギャップがすごいです。

食事の後のスープというよりは、食事の前のスープという役割で考えたほうがいいかもしれません。

一応、いろいろ注文した場合、大体食前にこのスープが運ばれてきますが、食事中にほかの料理と一緒に運ばれてきた時を考えると、ゾッとします。

ほかのスープと同様、量が多いので、5人くらいで食べるとちょうどいいかもしれません。

なお、相変わらずパクチーのトラップがありますので、ご注意を。



ハノイ太郎



2014年7月30日水曜日

40、豆腐と海草(海苔)のスープ

お店メニュー名「40、豆腐と海草のスープ、40000ドン」

東北餃子王には、もちろんスープもあります。

メニューに書いてある名称は、豆腐と海草のスープ。さすがにスープ程度の料理については、翻訳を間違えているってこともなく、実際のスープも、豆腐と海草のスープです。




まず、ボリュームについてですが、これまたでかい。かなりでかいです。参考程度に(食べかけの)ご飯と比較していますが、ご飯が大体2合くらいなのに対して、スープは、4~5人分くらいはあるでしょうか。

価格が40000ドンなので、仮に4人で割ったとしたら、1人あたり10000ドンです。まぁ、じっくりコトコト煮込んだわけでもなく、秘伝だというわけでもなく、こだわりもないと思いますので、価格としては妥当なのかなとも思います。

内容については、お豆腐とネギ、海草といったないようです。普通、海草といえばワカメをイメージしますが、さすが東北餃子王。ワカメではなく、ノリです。確かに、海草には違いないので、全然問題はありません。




で、肝心のお味のほうなのですが、んー、薄い。ファーストインパクトは薄いです。個人的には、もっと濃度を高めるか、味噌を溶かして味噌汁っぽくしてほしい今日この頃です。

日本のおすましってわかりますでしょうか。おすましの、薄い感じのスープで、とにかく海草(というか、ノリ)の風味がすんごく出てます。素材の味を生かしている以外に、言葉が見当たりません。

また、たとえ薄くても、飲んでるうちに慣れてくる現象により、2杯目もほしくなる、そんなスープです。

食事の後は、スープが必要!というそこのアナタには、とっておきの一品だと思います。



ハノイ太郎

2014年7月29日火曜日

21、牛肉の旨唐揚げ、ネギ添え

お店メニュー名「21辛くて炒める牛肉、75000ドン」

まず、結論から言いますと、別に炒めているわけではありません。揚げています。旨いかんじに揚げています。旨から揚げってジャンルでしょうか。

で、東北餃子王には、このメニューのほか、「15、辛くて炒める牛肉フライ」という、非常によく似たメニューがあります。

21、辛くていためる牛肉
15、辛くていためる牛肉フライ

「フライ」の文字があるか否か、ただそれだけの違いなのですが、どう違うのでしょうか。





まず、21番のメニューは、とりあえず牛肉のから揚げ(ネギ添え)って感じです。全然辛くなく、衣がおいしいので、ビールのつまみや、お子様のおやつにはもってこいかもしれません。もちろん、唐辛子を食べると辛いので、その点は注意が必要です。




で、こちらがメニューナンバー15番のお料理。お店メニューでは、牛肉「フライ」という名前のほうです。何が違うと、肉の大きさが違います。あと、ネギがたまねぎになってます。ただ、味付けは山椒がお口の中を麻痺させてくるので、注意が必要です。


ただ、どちらにせよ、ご飯のお供ってわけではありません。ごはんのお供にするには、タレがついているだとか、こってりしているだとか、何らかの液体感が必要なのですが、これらには液体感はかなり少ないため、ご飯のお供には向いてません。

ま、もう一品食べたい!というときには、うってつけのやつらです。



ハノイ太郎

2014年7月27日日曜日

54、ジャージャー麺風、味噌ソバ

お店メニュー名「54、味噌と混ぜる蕎麦、30000ドン」

ラーメンの一種に、炸醤麺(ジャージャー麺)というものがあります。いわゆる、お肉と味噌や、豆板醤などをを使って肉味噌を作り、それを麺にぶっかけて食べるお料理です。

ということで、「味噌と混ぜる蕎麦」というネーミングから、思いっきり炸醤麺を期待してたのですが、やはりなんか思ってたのと違いました。

さすが東北餃子王。いろんな意味で、期待を裏切りません。




普通、もっとひき肉たっぷりの味噌で、ミートソースのような感じだったりするのですが、写真からわかるとおり、見た目は大分違います。




とりあえず、ぶっかけてみると、写真のような感じになりました。




うん、まぁ。こういう料理もあるかもしんない。レトルトの炸醤麺(ジャージャー麺)とか買うと、こんな感じかもしんない。

ということで、食べてみました。麺は「55、焼きソバ中華風」と同じ麺が使用されてます。ふと麺で、コシがある麺となっており、ボリューム満点、極細のうどんを食べている気がして、結構好きです。

で、味噌自体は、「18、豚肉の細切り味噌炒め(北京風)」の味噌が使用されています。これもあまりミソミソしていなくて、おいしくいただけます。

総合的に、料理の一品としては全然イケる感じで、アリだと思います。価格が30000ドンって所も、さらに好印象です。

ただ、具がキュウリだけなので、物足りなさは否めませんので、これともう一品、ってところでいかがでしょうか。



ハノイ太郎


33、豚肉の山椒スープ煮込み

お店メニュー名「33、辛く煮込まれた豚肉、75000ドン」

お店のメニューを見ると、辛く煮込まれた豚肉。なんとなく、居酒屋系のイメージがして、とても期待できる感じです。こってりしていて、ご飯やお酒に合う一品料理、とでも申しましょうか。

ということで、料理はこちら。


うん。いつものことながら、思ってたのと違います。なんかどこから突っ込んでいいのかわかりません。


豚肉は、片栗コーティングがしてあるので、下味をしっかりと閉じ込めています。


で、白菜なども一緒に煮込んでるため、とてもヘルシーです。中国4000年の歴史では、健康にも気を使います。

ただ、非常に気になるのがこれ。


写真じゃわかりにくいかもしれませんが、要は山椒の実がふんだんに使われています。そう。メニューの辛く煮込んだは、唐辛子系の辛さではなく、山椒系の辛さを意味します。

なんといいましょうか、すべてをぶっ飛ばすほどの山椒のパワー。大トロ握りの中に、罰ゲーム並みのワサビを入れちゃったような感じです。

食べた瞬間、口の中にほとばしる、山椒のビリビリ感は、もはや電気レベルです。

ほかの料理には、ふんだんに唐辛子を使っておきながら、時々フェイントのように山椒が使われています。とにかく、そうじゃない感がものすごいです。

少なくとも、この料理には、山椒はいらないんじゃないかと思います。

なお、うなぎの蒲焼に使用される山椒は、隠し味的な位置づけなので、とてもおいしいのですが、本場の山椒は、全然隠れておらず、むしろ前に出てるので、よっぽど好きな人じゃない限り、料理そのものが微妙に感じてしまうほどの破壊力を秘めています。

山椒の「さん」は、きっと「酸」が使われているんですね。



ハノイ太郎


2014年7月25日金曜日

東北餃子王と比べてみた、その1

今日は、東北餃子王ではなく、ハノイ3大中華料理屋(俺調べ)のひとつ、ヘリテージホテルの中華料理屋「Hoa Vien(ヘリテージホテル)」にきています。

どうせなら、東北餃子王のメニューと比べてみようということで、今回はナスを注文してみました。

東北餃子王の「11、ナスと唐辛子・たまねぎの旨辛炒め」は、それだけでご飯が何杯もいけちゃう、すばらしい一品です。食べた翌日も、また食べたくなる、豪快なナスの使用っぷりが、たまりません。ちなみに日本でこの味は、食べたことがありません。さすが!いったところです。





それに対して、Hoa Vien の料理ですが、ナスと唐辛子云々はなかったですが、ナスとピーマンの炒め物はあったので、とりあえずそれを注文してみました。

で、お写真はこちら。




んー。なんだか、思ってたのと違う。

そういうんじゃないんですよね、ナスに求めてるのは。

とりあえず食べてみましたが、普通においしいです。ピーマンとナスがうまく絡み合っており、普通においしいと思いますし、中華料理って感じもします。

ですが、それだけなんです。なんといいましょうか、個性が全然足りないとでも申しましょうか。

たとえるなら、東北餃子王のナスが「海鮮あんかけチャーハン」だとしたら、Hoa vien のナスは「単なる白ご飯」というくらい、差があるように思えます。

ちなみに、価格面ではといいますと、

東北餃子王 60000ドン Hoa Vien(ヘリテージホテル) 70000ドン

価格面では、東北餃子王のほうが安くなっています。

安定した味を求めるか、今までに食べたことのない個性を求めるか、そこで好みが分かれそうです。皆さんも、食べ比べてみてはいかがでしょうか。



ハノイ太郎


2014年7月21日月曜日

番外編1、白ごはん(Com trang)

お店のメニューには乗っていませんが、当然「白ご飯」を注文することが出来ます。

金額は、20000ドンと、まぁお手ごろ価格です。

ただ、ここのご飯は、日によってボリュームが違います。又は、人数によってボリュームが違います。

基本的には、お茶碗4杯分に取り分けることが出来る量がやってきますが、閉店間際などに注文すると、お茶碗2杯分くらいしか入っていないときがあります。でも、1人なのにお茶碗4杯分がっつり出てきたりもします。

きっと、店員さんの気分次第だったり、炊飯器のお米次第なのでしょう。

白ご飯について語るのも限界がありますが、とりあえずベトナム米だと思うので、ベトナム米特有のにおいがするそうです。米は日本の米に限る!それ以外は認めない!というレベルの方々にとっては、どうもこの臭いが好きじゃないそうです。

なお、私は何の意識もせずに食べてますので、普通の方にとっては、全く問題ないと思います。

東北餃子王の白ご飯、これだけをメインに食べることはありませんが、やはり中華料理を食べていると、どうしても白ご飯がほしくなる瞬間が多々あります。あってよかった、白ご飯。

何かの料理を注文するのと同時に、とりあえず注文しておいて損はない一品です。





ハノイ太郎

63、チャーハン

お店メニュー名「63、揚州スタイルのチャーハン、30000ドン」

中華料理は、チャーハンで腕が決まるといわれているくらい、定番の一品。当然、東北餃子王にもチャーハンはあるので、注文してみました。

お店のメニューでは、「揚州」スタイルと書いてあります。揚州スタイルなのかどうなのかは分かりませんが、ベトナムスタイルではないことだけは確かです。

価格はベトナム価格、内容は中国スタイル、ってところでしょうか。

肉類は入っていないものの、お米もパラパラで、まさしく中華チャーハンって感じがします。

1人で食べると、シンプルすぎて飽きてしまうと思いますので、出来れば他のおかずと一緒に、2人で食べるほうがいいかもしれません。

卵なども入ってるので、栄養バランスは優れていると思います。




ハノイ太郎

27、卵とキクラゲの炒め物

お店メニュー名「27、卵と炒める東北のキクラゲ、70000ドン」

卵をたくさん食べたいなーと思ったとき、私は餃子の王将の「肉と卵の炒め物」をよく頼んでしました。味もおっさん好みな味で、ボリュームもあります。

そんな気分で、東北餃子王の卵とキクラゲの炒め物を注文してみました。

味付け自体は、なかなか普通においしいです。さすがは中華料理の王様、東北餃子王です。

ただ味付けが、全体的にアジウスー!です。予想以上に薄味だったので、ある意味びっくりしましたが、こういうときこそ、素材本来の味が感じ取れたりします。たぶん、人間の本来持っているセンサーが働く瞬間なのでしょう。微妙な塩味が、妙にうまく感じられたりします。

あと、写真を見て分かるとおり、キクラゲ率が半端ありません。卵 6に対して、キクラゲ
 4ってところです。私のようなキクラゲ大好き人間には、とてもうれしい悲鳴でしょうが、キクラゲ嫌いな人にとっては、恐怖の悲鳴が聞こえてきそうです。

何はともあれ、戦後の高級食材、卵。

これをふんだんに使っているので、ある意味贅沢な気分になることが出来ます。




ハノイ太郎