2014年7月30日水曜日

40、豆腐と海草(海苔)のスープ

お店メニュー名「40、豆腐と海草のスープ、40000ドン」

東北餃子王には、もちろんスープもあります。

メニューに書いてある名称は、豆腐と海草のスープ。さすがにスープ程度の料理については、翻訳を間違えているってこともなく、実際のスープも、豆腐と海草のスープです。




まず、ボリュームについてですが、これまたでかい。かなりでかいです。参考程度に(食べかけの)ご飯と比較していますが、ご飯が大体2合くらいなのに対して、スープは、4~5人分くらいはあるでしょうか。

価格が40000ドンなので、仮に4人で割ったとしたら、1人あたり10000ドンです。まぁ、じっくりコトコト煮込んだわけでもなく、秘伝だというわけでもなく、こだわりもないと思いますので、価格としては妥当なのかなとも思います。

内容については、お豆腐とネギ、海草といったないようです。普通、海草といえばワカメをイメージしますが、さすが東北餃子王。ワカメではなく、ノリです。確かに、海草には違いないので、全然問題はありません。




で、肝心のお味のほうなのですが、んー、薄い。ファーストインパクトは薄いです。個人的には、もっと濃度を高めるか、味噌を溶かして味噌汁っぽくしてほしい今日この頃です。

日本のおすましってわかりますでしょうか。おすましの、薄い感じのスープで、とにかく海草(というか、ノリ)の風味がすんごく出てます。素材の味を生かしている以外に、言葉が見当たりません。

また、たとえ薄くても、飲んでるうちに慣れてくる現象により、2杯目もほしくなる、そんなスープです。

食事の後は、スープが必要!というそこのアナタには、とっておきの一品だと思います。



ハノイ太郎

2014年7月29日火曜日

21、牛肉の旨唐揚げ、ネギ添え

お店メニュー名「21辛くて炒める牛肉、75000ドン」

まず、結論から言いますと、別に炒めているわけではありません。揚げています。旨いかんじに揚げています。旨から揚げってジャンルでしょうか。

で、東北餃子王には、このメニューのほか、「15、辛くて炒める牛肉フライ」という、非常によく似たメニューがあります。

21、辛くていためる牛肉
15、辛くていためる牛肉フライ

「フライ」の文字があるか否か、ただそれだけの違いなのですが、どう違うのでしょうか。





まず、21番のメニューは、とりあえず牛肉のから揚げ(ネギ添え)って感じです。全然辛くなく、衣がおいしいので、ビールのつまみや、お子様のおやつにはもってこいかもしれません。もちろん、唐辛子を食べると辛いので、その点は注意が必要です。




で、こちらがメニューナンバー15番のお料理。お店メニューでは、牛肉「フライ」という名前のほうです。何が違うと、肉の大きさが違います。あと、ネギがたまねぎになってます。ただ、味付けは山椒がお口の中を麻痺させてくるので、注意が必要です。


ただ、どちらにせよ、ご飯のお供ってわけではありません。ごはんのお供にするには、タレがついているだとか、こってりしているだとか、何らかの液体感が必要なのですが、これらには液体感はかなり少ないため、ご飯のお供には向いてません。

ま、もう一品食べたい!というときには、うってつけのやつらです。



ハノイ太郎

2014年7月27日日曜日

54、ジャージャー麺風、味噌ソバ

お店メニュー名「54、味噌と混ぜる蕎麦、30000ドン」

ラーメンの一種に、炸醤麺(ジャージャー麺)というものがあります。いわゆる、お肉と味噌や、豆板醤などをを使って肉味噌を作り、それを麺にぶっかけて食べるお料理です。

ということで、「味噌と混ぜる蕎麦」というネーミングから、思いっきり炸醤麺を期待してたのですが、やはりなんか思ってたのと違いました。

さすが東北餃子王。いろんな意味で、期待を裏切りません。




普通、もっとひき肉たっぷりの味噌で、ミートソースのような感じだったりするのですが、写真からわかるとおり、見た目は大分違います。




とりあえず、ぶっかけてみると、写真のような感じになりました。




うん、まぁ。こういう料理もあるかもしんない。レトルトの炸醤麺(ジャージャー麺)とか買うと、こんな感じかもしんない。

ということで、食べてみました。麺は「55、焼きソバ中華風」と同じ麺が使用されてます。ふと麺で、コシがある麺となっており、ボリューム満点、極細のうどんを食べている気がして、結構好きです。

で、味噌自体は、「18、豚肉の細切り味噌炒め(北京風)」の味噌が使用されています。これもあまりミソミソしていなくて、おいしくいただけます。

総合的に、料理の一品としては全然イケる感じで、アリだと思います。価格が30000ドンって所も、さらに好印象です。

ただ、具がキュウリだけなので、物足りなさは否めませんので、これともう一品、ってところでいかがでしょうか。



ハノイ太郎


33、豚肉の山椒スープ煮込み

お店メニュー名「33、辛く煮込まれた豚肉、75000ドン」

お店のメニューを見ると、辛く煮込まれた豚肉。なんとなく、居酒屋系のイメージがして、とても期待できる感じです。こってりしていて、ご飯やお酒に合う一品料理、とでも申しましょうか。

ということで、料理はこちら。


うん。いつものことながら、思ってたのと違います。なんかどこから突っ込んでいいのかわかりません。


豚肉は、片栗コーティングがしてあるので、下味をしっかりと閉じ込めています。


で、白菜なども一緒に煮込んでるため、とてもヘルシーです。中国4000年の歴史では、健康にも気を使います。

ただ、非常に気になるのがこれ。


写真じゃわかりにくいかもしれませんが、要は山椒の実がふんだんに使われています。そう。メニューの辛く煮込んだは、唐辛子系の辛さではなく、山椒系の辛さを意味します。

なんといいましょうか、すべてをぶっ飛ばすほどの山椒のパワー。大トロ握りの中に、罰ゲーム並みのワサビを入れちゃったような感じです。

食べた瞬間、口の中にほとばしる、山椒のビリビリ感は、もはや電気レベルです。

ほかの料理には、ふんだんに唐辛子を使っておきながら、時々フェイントのように山椒が使われています。とにかく、そうじゃない感がものすごいです。

少なくとも、この料理には、山椒はいらないんじゃないかと思います。

なお、うなぎの蒲焼に使用される山椒は、隠し味的な位置づけなので、とてもおいしいのですが、本場の山椒は、全然隠れておらず、むしろ前に出てるので、よっぽど好きな人じゃない限り、料理そのものが微妙に感じてしまうほどの破壊力を秘めています。

山椒の「さん」は、きっと「酸」が使われているんですね。



ハノイ太郎


2014年7月25日金曜日

東北餃子王と比べてみた、その1

今日は、東北餃子王ではなく、ハノイ3大中華料理屋(俺調べ)のひとつ、ヘリテージホテルの中華料理屋「Hoa Vien(ヘリテージホテル)」にきています。

どうせなら、東北餃子王のメニューと比べてみようということで、今回はナスを注文してみました。

東北餃子王の「11、ナスと唐辛子・たまねぎの旨辛炒め」は、それだけでご飯が何杯もいけちゃう、すばらしい一品です。食べた翌日も、また食べたくなる、豪快なナスの使用っぷりが、たまりません。ちなみに日本でこの味は、食べたことがありません。さすが!いったところです。





それに対して、Hoa Vien の料理ですが、ナスと唐辛子云々はなかったですが、ナスとピーマンの炒め物はあったので、とりあえずそれを注文してみました。

で、お写真はこちら。




んー。なんだか、思ってたのと違う。

そういうんじゃないんですよね、ナスに求めてるのは。

とりあえず食べてみましたが、普通においしいです。ピーマンとナスがうまく絡み合っており、普通においしいと思いますし、中華料理って感じもします。

ですが、それだけなんです。なんといいましょうか、個性が全然足りないとでも申しましょうか。

たとえるなら、東北餃子王のナスが「海鮮あんかけチャーハン」だとしたら、Hoa vien のナスは「単なる白ご飯」というくらい、差があるように思えます。

ちなみに、価格面ではといいますと、

東北餃子王 60000ドン Hoa Vien(ヘリテージホテル) 70000ドン

価格面では、東北餃子王のほうが安くなっています。

安定した味を求めるか、今までに食べたことのない個性を求めるか、そこで好みが分かれそうです。皆さんも、食べ比べてみてはいかがでしょうか。



ハノイ太郎


2014年7月21日月曜日

番外編1、白ごはん(Com trang)

お店のメニューには乗っていませんが、当然「白ご飯」を注文することが出来ます。

金額は、20000ドンと、まぁお手ごろ価格です。

ただ、ここのご飯は、日によってボリュームが違います。又は、人数によってボリュームが違います。

基本的には、お茶碗4杯分に取り分けることが出来る量がやってきますが、閉店間際などに注文すると、お茶碗2杯分くらいしか入っていないときがあります。でも、1人なのにお茶碗4杯分がっつり出てきたりもします。

きっと、店員さんの気分次第だったり、炊飯器のお米次第なのでしょう。

白ご飯について語るのも限界がありますが、とりあえずベトナム米だと思うので、ベトナム米特有のにおいがするそうです。米は日本の米に限る!それ以外は認めない!というレベルの方々にとっては、どうもこの臭いが好きじゃないそうです。

なお、私は何の意識もせずに食べてますので、普通の方にとっては、全く問題ないと思います。

東北餃子王の白ご飯、これだけをメインに食べることはありませんが、やはり中華料理を食べていると、どうしても白ご飯がほしくなる瞬間が多々あります。あってよかった、白ご飯。

何かの料理を注文するのと同時に、とりあえず注文しておいて損はない一品です。





ハノイ太郎

63、チャーハン

お店メニュー名「63、揚州スタイルのチャーハン、30000ドン」

中華料理は、チャーハンで腕が決まるといわれているくらい、定番の一品。当然、東北餃子王にもチャーハンはあるので、注文してみました。

お店のメニューでは、「揚州」スタイルと書いてあります。揚州スタイルなのかどうなのかは分かりませんが、ベトナムスタイルではないことだけは確かです。

価格はベトナム価格、内容は中国スタイル、ってところでしょうか。

肉類は入っていないものの、お米もパラパラで、まさしく中華チャーハンって感じがします。

1人で食べると、シンプルすぎて飽きてしまうと思いますので、出来れば他のおかずと一緒に、2人で食べるほうがいいかもしれません。

卵なども入ってるので、栄養バランスは優れていると思います。




ハノイ太郎

27、卵とキクラゲの炒め物

お店メニュー名「27、卵と炒める東北のキクラゲ、70000ドン」

卵をたくさん食べたいなーと思ったとき、私は餃子の王将の「肉と卵の炒め物」をよく頼んでしました。味もおっさん好みな味で、ボリュームもあります。

そんな気分で、東北餃子王の卵とキクラゲの炒め物を注文してみました。

味付け自体は、なかなか普通においしいです。さすがは中華料理の王様、東北餃子王です。

ただ味付けが、全体的にアジウスー!です。予想以上に薄味だったので、ある意味びっくりしましたが、こういうときこそ、素材本来の味が感じ取れたりします。たぶん、人間の本来持っているセンサーが働く瞬間なのでしょう。微妙な塩味が、妙にうまく感じられたりします。

あと、写真を見て分かるとおり、キクラゲ率が半端ありません。卵 6に対して、キクラゲ
 4ってところです。私のようなキクラゲ大好き人間には、とてもうれしい悲鳴でしょうが、キクラゲ嫌いな人にとっては、恐怖の悲鳴が聞こえてきそうです。

何はともあれ、戦後の高級食材、卵。

これをふんだんに使っているので、ある意味贅沢な気分になることが出来ます。




ハノイ太郎

19、豚のから揚げとネギ炒め

お店メニュー名「19、辛くて炒める豚肉、75000ドン」

お店のメニューでは、「辛くて炒める」と表記しているので、とっても辛いのかなーと思いきや、実は全然辛くありません。時々赤い唐辛子が入っていますが、これを食べない限り、なんら問題なく、唐辛子から溶け出した成分で、ほんの少しピリっとする程度です。

てか、むしろ豚肉にも味がありません。片栗粉ベースで、さっくりカラッと揚がっているのですが、ただそれだけ。

この料理は、豚肉の下に敷いてある野菜に味付けがしてあり、そちらが味の中心となります。といっても、全体的に薄味なので、ガッツリこってり食べたい殿方には、若干物足りないと思います。

また、ネギには一応味が付いているので、豚肉よりも、むしろネギのほうがおいしいと思いました。そういう意味では、豚のから揚げとネギ炒めというよりは、ネギの炒め物 with 豚というほうがしっくり来ます。

なお、相変わらずパクチーが少し混入していますが、取り除くことが可能なレベル、パクチーレベルは1ですので、それほど問題にはなりません。

全体的に、ご飯のお供には不向きだと思います。




ハノイ太郎

2014年7月20日日曜日

13、春雨とピクルスの中華炒め

お店メニュー名「13、中華スタイルでピクルスと炒める春雨、65000ドン」

春雨の炒め物といえば、やはり永谷園のマーボー春雨をイメージしちゃいます。何杯でもご飯が食べれちゃう、そんな定番おかずです。ただ、この料理は、全然違います。そういうのじゃないです。

味は、サンラータン系です。いわゆる、酸味の利いた味系です。これはこれでおいしいと思いますし、ご飯も(少しは)進むと思うのですが、見た目と、実際食べたときのギャップがものすごいです。

「いや、そうじゃないんだよ」感が半端ないです。

使われている食材は、春雨・たまねぎ・キャベツなど、その他、ガツーンと効かせたニンニクなど、食材にはまったく問題ないのですが、そっちに行っちゃったかー、という、そうじゃない感がすごいです。

たぶん、オニオンピクルスが効きすぎてるんじゃないかなーと思います。あと、お店の人の心意気でしょうか、少しだけパクチーが混入しています。ま、取り除くことが可能なレベルですので、それほど厄介ではありません。






ハノイ太郎


2014年7月19日土曜日

50、海老/卵/ニラ餃子(水餃子バージョン)

お店メニュー名「50、海老と卵と韮のワンタン、30000ドン」

東北餃子王、餃子シリーズのひとつです。餃子キングを名乗ってるわけですので、いろいろな餃子があります。お願いすると、揚げ餃子も作ってくれるのですが、今回は水餃子です。

海老と卵と韮を入れた餃子ということですが、日本ではあまり見かけることがないコラボです。

ですが、実際に食べてみると、海老のプリプリプリが餃子に食感を与え、卵やニラがあれこれと感じさせる、素敵な一品です。また、価格の割りにボリュームがあります。

ただ、満足感があるかというとそうではなく、もう一皿食べたいかというとそうでもなく、中国ではメイン料理のはずの餃子が、どうしても脇役に感じられてしょうがありません。

ま、餃子は、ちょっと贅沢な白ご飯という位置づけで、もう一品、ガッツリ食べたほうがいいと思います。

個人的には、ミツカンの酢と、キッコーマンのしょうゆがほしいところではあります。




ハノイ太郎



43、苦瓜(ニガウリ)と卵の炒め物

お店メニュー名「43、ニガウリと炒める卵、60000ドン」

苦瓜と卵を炒めた料理というと、一般的には、ゴーヤチャンプルーなイメージがありますが、実は全然違います。

そもそも、炒めてません。焼いてます。

薄焼き卵に、苦瓜が入ってる、という感じのお料理です。さらに言うなら、苦瓜がみじん切りにされて粉々になっており、ぱっと見、薄焼きオムレツにネギが入ってるかのようです。

ですが、味はまぁなか中のものです。卵自体にも味がついており、また、卵をたべると自動的に苦瓜も口の中に入るというサービス精神。卵と苦瓜のコラボが、お口の中を沖縄へと誘います。

ただ、戦後の時代は貴重だった卵も、現在では少し物足りない気がしますので、これと白ご飯だけでOK!とは言えません。あくまでサブ料理としてとどめておくのがいいと思います。





ハノイ太郎

55、焼きそば中華風

お店メニュー名「55、東北スタイルで炒める蕎麦、45000ドン」

ベトナム語メニューには、ミーサオと書いていますので、要は焼きソバです。

ただ、日本風のソース焼きソバでもなく、ベトナム風のおなじみ焼きそばでもない、あんまり食べる機会のない、珍しいタイプの焼きソバだと思います。

おそらく調味料が独特なんでしょう、「あー、中国にこういう焼きソバありそう」って感じに仕上がっており、個性はかなりあるものの、実はものすごくおいしいです。

さらに、東北餃子王のメニューでも安めの価格、45000ドン(225円くらい)というお値段ですので、この一皿だけで、昼ごはんとして十分成立します。てか、私は大好きです。

麺は太い麺。それなりにお野菜も入っているため、ボリュームもあります。

個人的には、東北餃子王レシピ、ベスト5にランクインします。





ハノイ太郎


41、小シイタケのから揚げ

お店メニュー名「41、パリパリに炒めた生マッシュルーム、70000ドン」

注文する前は、パリパリに炒める??炒めてるのにもかかわらず、生のマッシュルーム??といった具合に、料理のイメージがわきませんでしたが、なんてこたぁありません。単なるシイタケのから揚げです。

ベトナムの人にとっては、シイタケ=マッシュルームなのかもしれませんが、個人的には、カレーマルシェなどに入ってたマッシュルームを期待していたので、ちょっと残念です。

もっとも、一口サイズなので食べやすく、お口に入れた瞬間に、しいたけの香りがふわーと広がります。衣も、それなりにサックリと。薄味ながら、衣にも味がついているので、特に問題なく食べることができますし、好きな人は好きかも知れません。

ただ、しいたけ嫌いの人には、拷問のような料理です。季節野菜のてんぷらを注文したら、シイタケのてんぷらが山盛り出てきた、そんな感じでしょうか。







ハノイ太郎


15、牛肉のから揚げ(山椒スパイス風)

お店メニュー名「15、辛くて炒める牛肉フライ、75000ドン」

結論から言いますと、一口サイズの牛肉のから揚げです。

牛肉のから揚げということで、一見固そうな印象はありますが、実は非常にやわらかく、お肉自体はとてもぐっジョブです。

一口食べると「おー!おいしい、やっぱ東北餃子王だね!」
二口食べると「ん!やっぱおいしい、君も食べなよ!」
三口食べると「ん。まぁ。」
四口食べると「山椒が辛れーよ!」

という感じです。

確かに最初はおいしいのですが、途中で飽きちゃう旨さです。また、お店のメニューにも書いてあるとおり、問題なのが、辛さです。味付けの際、山椒こぼしちゃったんじゃない?というくらい山椒レベルが高すぎて、途中で飽きてしまいます。唐辛子の辛さではなく、山椒の辛さという点が、なんともかんともです。

なお、これと白ごはんは、個人的に成立しません。最初のひとくち、ふたくちは問題ありませんが、しばらくすると、山椒レベルの高さに、白ご飯どころじゃなくなります。

砂肝の炒め物だけでご飯を食べるようなものです。

ま、あくまでお酒のつまみとしてのお料理かもしれません。








ハノイ太郎


18、豚肉の細切り味噌炒め(北京風)

お店メニュー名「18、北京スタイルで味噌と炒める豚肉、75000ドン」

豚肉を細くきったものを、噌やら何やらでいためた、なかなかの一品です。

細切りにされた豚は、非常にやわらかく、味噌の味がしっかりとついていて、お酒のつまみとして、おかずとして、どちらでも満足できるレシピです。私の場合、これと白ご飯とお茶だけで、十分晩御飯として成立しています。

ちなみに、味噌は中華味噌。味噌汁系じゃなく、いわゆる「つけて食べる味噌」系な感じなので、ミソミソしておらず、また、塩辛すぎるということもありません。

なお、豚肉はミソミソしておりませんが、豚肉の下に敷いてあるネギが、やたらとネギネギしています。ネギ単品で食べると、かなりネギネギしているので、豚肉と一緒に食べることが必要です。ネギと豚肉と味噌が、お口の中でコラボして、いい感じです。

ただし、食後のネギ臭が気になる方は、ネギには手をつけず、素直に豚肉のみを味わうのも、おいしい食べ方です。

ちなみに、親切なのか、嫌がらせなのか、ネギの中に、ほんの少しだけ、パクチーを混入させてやがるので、パクチーが大っきらいな方は、パクチーを抜いてもらうことをお忘れなく。(例、パクチー必要ありません。 Khong can rau mui 、ホンカンザオモイ )





ハノイ太郎



2014年7月12日土曜日

53、豚肉・たまねぎ餃子(揚げバージョン)

お店メニュー名「53、豚肉と玉ねぎのワンタン、25000ドン」

お店の名前が、東北「餃子」王というだけあって、餃子も食べることができます。何も言わずに注文すると、水餃子が来るのですが、揚げ餃子を注文することも可能です。

いろいろな餃子があるのですが、今回は、豚肉とたまねぎを使用した餃子(揚げ餃子バージョン)にチャレンジです。

価格が25000ドン(125円くらい)なのに、結構なボリュームです。

ジューシーかというと、まぁほどほどに。たくさんの具が使用されているかというと、まぁほどほどに。という感じで、非常にほどほどな餃子ですが、満足はできるレベルだと思います。

ただ、餃子のタレは、それなりにおいしいのですが、日本おなじみの餃子のタレとは大分違いますので、人によって好みが分かれるところかもしれません。

キッコーマンのしょうゆと、ミツカンのお酢を持参して、独自にブレンドしたタレがあれば、正直かなりの満足度、もう最高に旨いと思います。

中国人は、餃子はご飯にかわるメインの料理だそうですが、これだけで晩御飯になるかというと、メンタル的に物足りないので、餃子と、もう1品注文すれば、立派な晩御飯になること間違いなしです。




ハノイ太郎




11、ナスと唐辛子・たまねぎの旨辛炒め

お店メニュー名「11、ピンク色のソースを注がれる茄子、60,000ドン」


メニューナンバー14、豚肉とネギ・唐辛子などの旨辛炒めと併せて、私が大好きな料理の一つです。個人的には、東北餃子王料理の中で、ベスト5に入ります。

お店のメニューに書いてある、ピンク色のソースという表記が、とても食欲を減退させますが、実際は、たまねぎや唐辛子がふんだんに使用されており、茄子もふんだんに使用されているため、これと白ご飯だけで、十分満足できるレベルです。

また、茄子料理といえば、マーボー茄子をイメージしがちですが、この料理は、独自の味を追求しているため、マーボーのマの字もありません。

ですが正直、日本では食べたことが無いほど、かなり旨い料理に仕上がっています。そこらの肉料理よりは、はるかにおいしいです。

ただ、どうしても唐辛子が辛いので、辛いものが苦手な人にとっては、唐辛子だけはそっと避けて置くことが必要です。ほかのものは、すべておいしく食べられます。





ハノイ太郎



14、豚肉とネギ・唐辛子などの旨辛炒め(四川風)

お店メニュー名「14、四川スタイルでピーマンと炒める豚肉、75000ドン」

中国語のメニューを見ると、ホイコーロー的な名前が書いています。

ホイコーローといえば、豚肉とキャベツの炒め物ってイメージがありますが、このメニューには、キャベツは使用されておらず、代わりに、ピーマンと唐辛子、たまねぎなどが使用されています。

ちなみに豚肉についてですが、やたらと旨いです。これ1皿と、白ご飯があれば、それで十分だと思います。日本では、まずお目にかかることのできない味で、もしこれがベトナム料理ならば、旨い料理ベスト5にランクインします。(俺ランキングにて)

また、四川風で一見辛そうな名前ですが、実はそんなに辛くありません。むしろ旨いです。この料理のインパクトが強すぎて、ほかの料理がかすんでしまう、という人もいるくらいです。

ただ、唐辛子はなかなか辛いです。あまりの旨さに、唐辛子でも食べちゃおうと思うほどですが、やっぱり辛いです。

ベトナム人的には、「全然カラクナイヨー、ウマイヨー」だそうです。

あと、ネギと唐辛子がよく似ているため、間違えて食べてしまうことがあるので、ご注意を。





ハノイ太郎